縮毛矯正の施術料金がお店によって大きく違うのは何故?

髪の毛が、まとまらない!うねる!ふくらむ!などの悩みを一瞬にして解決してくれるクセ毛さんの救世主が「縮毛矯正」です。しかし、縮毛矯正はお店によって相場が大きく違うということをご存知でしょうか。そこで今回は、縮毛矯正の施術料金になぜこのような差が生まれるのか、検証していきたいとおもいます。

 

1.縮毛矯正の料金はどれくらい?

縮毛矯正は、うねった髪の毛を真っすぐにするという点でストレートパーマと似通ったところがありますが、縮毛矯正はより強力な薬剤と熱の力を借りてストレートパーマでは伸ばすことができないガンコなクセも真っすぐストレートにすることができます。

 

また、特殊な薬剤や施術工程にストレートアイロンなどを用いることからロッドを使ったパーマやストレートパーマに比べて施術料金が高くなってはいますが、その価格帯は6,000円~3万円とかなり幅広くなっています。縮毛矯正を利用されている方は、お店によって施術料金がかなり違うことに疑問を持たれたこともあるかと思います。縮毛矯正は何故このような幅広い価格帯になってしまうのでしょうか。

 

2.お店による料金の違い

2-1.お店の方針や“ウリ”によって変化

全国にたくさんある美容院ですが、美容院ごとに方針やウリも少しずつ違ってきます。「安くて早い」を売りにしているお店があれば「技術と料金のトータルバランスがいい」、「接客に力を入れている」、「何よりも高品質な技施術」などどこに力を入れている美容室なのかによって、施術料金の相場は変わってきます。

 

仕上がりのレベルは、「そこまで求めないからとにかく安くすませたい」という方でしたら1万円以内での施術も可能です。料金と施術のバランスがとれているサービスを受けたいという方は1万円~2万円、最高の仕上がりにしたいという方や施術後のアフターケアも大切にしたいという方は2万円~3万円ほどが相場の美容院を選ぶといいでしょう。

 

2-2.立地によって変化

また、美容院の立地よっても施術料金は変化します。一般的に物価は都心部に行けば行くほど高くなり、離れるほど安くなるといわれています。美容院の施術料金も同じで、都心や駅前にある美容院の方が地方や田舎にある美容院よりも高い価格設定になっています。

 

2-3.技術力の違い

お店によっては、カットが得意なところ、カラーが得意なところ、縮毛矯正が得意なところなどがあり、その技術力にもお店によって差があります。縮毛矯正を得意とし、実績を多く積んでいるところは縮毛矯正に関する技術力が他のお店よりも優れているのでより高い価格を設定されている場合があります。縮毛矯正に実績がある、技術力の高いスタイリストさんがいるなど事前にお店のHPなどで確認しておくといいでしょう。

 

3.施術内容による値段の違い

3-1.使っている薬剤や設備の違い

同じ縮毛矯正だからといって、どこのお店も同じ薬剤や設備を使っているわけではありません。安い施術料金のところはリーズナブルな薬剤を使用する代わりに、刺激が強く髪の毛にダメージが残りやすいことがあります。逆に高い施術料金でも出来る限り髪の毛にダメージを残さないように、髪の毛に優しい薬剤を使用しているところもあります。安くてもダメージが残ってしまえば、トリートメントやメンテナンスに余計なお金がかかってしまうという理由から、高くてもはじめから髪の毛に優しい薬剤を使うという方も多いです。

 

3-2.髪の毛の長さの違い

髪の毛の長さが違えば使用する薬剤の量やアイロンにかかる時間が違ってくるため、施術にかかる時間や料金も違ってきます。しかしこれはお店によっても違うので、事前にチェックしておきましょう。

 

4.前髪だけ縮毛矯正&リタッチは髪に優しくお得

4-1.前髪のみ縮毛矯正

全体よりも、前髪や顔周りのモミアゲのみクセが気になるという方におすすめなのが、「前髪のみの縮毛矯正」です。全体にかける必要がないのに縮毛矯正をかけてしまうと、余計なダメージを髪の毛にあたえてしまい、好きなときにパーマやカラーができなくなってしまう可能性があるからです。前髪に限らず、顔周りの髪の毛や、髪の表面だけにあてることができる部分矯正もおすすめです。余計に髪の毛を傷ませることがないだけでなく、料金も通常の縮毛矯正半分の料金で済ませることができます。

 

ただ、前髪や顔周りの髪の毛は他の部分に比べると柔らかく、細い髪質になっているので、頻繁に縮毛をかけると髪の毛に強いダメージを与えてしまうことになります。前髪などは伸びてきたらすぐに気になるものですが、最低でも2ヶ月~3ヶ月の期間を空けるようにしてください。

 

4-2.二回目以降はリタッチで

縮毛矯正を初回に行う場合、1剤と呼ばれる薬剤で髪の毛の結合を切り離し、アイロンによって不安定な結合部分を真っすぐストレートに伸ばしたあと、2剤と呼ばれる薬剤で結合を固定するという過程を経るため髪の毛に大きな負担がかかってしまいます。

 

そのため二回目以降は、髪の毛の根元のみに薬剤を塗る「リタッチ」という方法が用いられます。リタッチであれば料金は通常の縮毛矯正の半分程度、髪の毛へのダメージも最低限に済ませることができます。髪の毛は1ヶ月に1㎝伸びるといわれていますので、基本的には3ヶ月に1度のリタッチで十分とされています。

 

5.まとめ

縮毛矯正の料金は、他の施術に比べてお店ごとの料金の幅が広いという特徴があります。その違いにはお店の方針やウリ、立地、使っている薬剤や設備、技術力などさまざまな理由が挙げられます。自分の求めているクオリティや価格帯を考慮しながらお店選びをするといいでしょう。また、施術料金を抑えられるだけでなく髪の毛を労わりながら縮毛矯正ができる前髪などの部分矯正や、二回目以降のリタッチ施術などを利用するのもおすすめです。

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