縮毛矯正とは?ストレートパーマとの違いや施術後の注意事項をご紹介

多くの美容院で行っている施術の一つに、縮毛矯正があります。カットやパーマに比べて価格が高く時間もかかることから、初めて行う人にとってはハードルが高く感じることもあるかと思います。今回は、そんな縮毛矯正の概要についてまとめました。この記事を通して一般的な縮毛矯正について知り、理想のヘアスタイルへ近づく選択肢のひとつとして加えていただければ幸いです。

 

1.縮毛矯正とは、髪をストレートにする施術

縮毛矯正とは、髪の毛をストレートにするための施術方法です。強いクセがある髪の毛や、髪のうねりなどによってボリュームが出すぎている髪に施すことで、ツヤのあるストレートヘアが実現できます。一般的な縮毛矯正の施術の流れは、以下の通りです。

 

1.シャンプーで髪を素の状態に戻す。髪に残っている汚れやヘアワックスなどを落とします。

2.髪の生え際にクリームを塗布。肌を保護するために行います。

3.1剤を塗布。時間をおいて薬剤を浸透させます。

4.薬剤を流してブロー。ストレートアイロンなどを使ってクセを伸ばしていきます。

5.2剤を塗布。1剤の作用を止めるためのもので、髪の状態を見て洗い流します。

6.トリートメントやブローを施して終了。

 

美容院によっては、1剤の前に前処理剤を塗布して保湿成分を補ったり、1剤を塗布中に頭をラップで包んで遠赤外線の加温機で熱を与えたりする場合もあります。

 

2.縮毛矯正とストレートパーマの違い

縮毛矯正とストレートパーマは、どちらも髪の毛をストレートにするための施術です。実は、この二つの施術で使われる薬剤自体はほとんど同じものです。縮毛矯正とパーマの最も大きな違いは、施術の過程でアイロンをかけるか否かになります。縮毛矯正は薬剤塗布後にストレートアイロンやツインストレートブラシ、ドライヤーなどを使って髪に熱を加えることで、強いクセもしっかりと伸ばすことができます。そのため、強いクセに悩んでいる方には縮毛矯正がお薦めです。その反対に、パーマを伸ばしたい、髪を少しボリュームダウンしたい、ごく弱い髪のクセを直したい場合にはストレートパーマで十分です。

 

また、パーマは3ヶ月ほどでかけなおす必要が生じるのに対し、縮毛矯正をかけた部分は半永久的にストレートヘアが続きます。また、縮毛矯正は髪質が整うため綺麗なツヤが出る上に、まとまりやすい髪の毛を実現することができます。自分の髪質と理想の髪型、髪に与えるダメージ、施術時間や予算の違いなどを考慮して、縮毛矯正とストレートパーマのどちらが適切か担当美容師と確認すると良いでしょう。

 

3.縮毛矯正に向いている髪質

基本的に、縮毛矯正はどんなに強いクセの髪もストレートにすることが可能です。美容院によっては、髪質やクセの強さの度合いによって、薬剤や熱の加え方を変えて自然な仕上がりを目指してくれます。縮毛矯正は強いクセがある髪だけでなく、トリートメントを繰り返しても髪の質感が改善しない髪にも適した施術となります。

 

縮毛矯正は、一度かけた部分にはツヤのあるストレートヘアが半永久的に持続するため、髪の強いクセに悩んでいる方にとっては嬉しい施術です。ただし全ての人に縮毛矯正が適しているわけではないため、注意が必要です。縮毛矯正はアイロンを使う工程があるため、髪へのダメージは否めません。そのため元々ダメージが蓄積されていて弱っている髪の毛や、傷みの強い髪の毛は、縮毛矯正で熱を加えることによってさらに傷みが進んでしまいます。場合によっては、通称「ビビり毛」と呼ばれるような、チリチリと縮れた仕上がりになってしまう恐れがあります。今までパーマを何度もかけていたり、度重なるカラーなどで傷みが激しかったりする方は、施術前に実際の髪の状態を見てもらいながらよくカウンセリングを受けましょう。

 

4.縮毛矯正後のケア

縮毛矯正の効果を長持ちさせるためには、施術直後のケアに注意が必要です。縮毛矯正をかけた直後は髪が強いダメージを負っているためです。髪の毛は濡れているとき、髪表面のキューティクルが開いて非常にダメージを受けやすい状態となっています。濡れた髪の毛はなるべく早く乾かすのはもちろん、縮毛矯正をかけた後数日間はシャンプーやブラッシングも特に優しく行いましょう。

 

具体的なシャンプーの方法ですが、まずはぬるま湯を使って、ゆっくりと地肌を洗います。この段階で、髪の汚れのおよそ8割は落ちます。シャンプーの工程は特に髪にダメージを与えやすいため、注意が必要です。手でよくシャンプーを泡立ててから、泡でマッサージするように優しく洗いましょう。そして、シャンプーはしっかり洗い流します。かゆみやフケの原因となるためすすぎ残しは厳禁ですが、かといって濡れた髪の毛同士を強くこすり合わせるのはよくありません。シャワーをしっかりと長めにあてることで、すすぎ残しを防ぎましょう。なお、縮毛矯正の効果を長持ちさせるためには施術当日のシャンプーも控えた方が賢明です。

 

4-1.縮毛矯正後のヘアスタイル

縮毛矯正は非常に強いストレート効果があるため、施術後はパーマがかかりにくくなってしまいます。ずっとストレートでいるつもりの方は良いですが、今後毛先にパーマする予定がある方や、柔らかい丸みを帯びたボブやショートヘアを作りたい方にとって縮毛矯正は適しているとは言い難いです。今後パーマをかけるかもしれない方は縮毛矯正ではなく、時間が経つと効果が薄れてくるストレートパーマを選ぶことも視野に入れて担当美容師とよく相談しましょう。

 

5.まとめ

今回は縮毛矯正の概要についてご紹介しました。縮毛矯正は技術のしっかりとした美容院で行うことによって、つややかで美しいストレートヘアを作ることができます。強いクセに悩んでいる方に、是非お勧めしたい施術です。

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